外反母趾とは?足の指が変形してきた…
こんにちは☆
伊勢崎市 はら接骨院です。
本日は外反母趾についてです。
皆さん、一度は聞いたことのある症状ではないでしょうか?
外反母趾とは…?
外反母趾とは足指の変形のことで、
母指(足の親指)の付け根の関節が第二趾の方に”くの字”に曲がったものを言います。
この角度が20度以上のものを外反母趾とすることが一般的です。
母趾の付け根の関節は足の内側に大きく突き出し、靴との摩擦で強い痛みが生じるため、歩行障害の原因となります。
また、重症の場合には、母趾の付け根の関節が亜脱臼することもあり、手術が必要になることもまれではありません。
中年以降の女性に多く発症しますが、最近ではハイヒールが原因の外反母趾が20~30歳代の女性に多く見られます。
●原因と病態
外反母趾の原因には、生まれながらの解剖学的な特徴である遺伝的な要因と、
生活習慣が大きくかかわる非遺伝的な要因があります。
・遺伝的要因
遺伝的要因による外反母趾は若年者にも多く見られます。扁平足や開張足、関節が柔らかい人や母趾の長い人が、
外反母趾になりやすいと言われています。
特に扁平足や開張足では足のアーチ構造が崩れ、立体になると足の前の部分が全体的に扇状に広げられます。
この場合、靴を履いた時に、広がった足先が靴先に圧迫されて外反母趾を誘発すると考えられています。
また、母趾が第二趾より長いと、靴の締め付けによって母趾が外側に屈曲した足型となり、外反母趾の誘因となります。
・非遺伝的要因
ハイヒールや足先の細い靴を履くことで足先に過剰な力が加わって、外反母趾を引き起こすとされています。
さらに加齢による筋力の低下などによって足のアーチ構造が崩れることも原因になります。
また、関節リウマチの代表な症状の1つである関節の変形は母趾にも起こりやすく、
重度で治療が難しい外反母趾の原因となります。
●症状
外反母趾では、足の母趾の関節が外側に屈曲し、関節自体は内側に突出するため、靴との摩擦が起こりやすくなり、
突出部分に炎症や潰瘍を形成することがあります。
ひどくなると、突出部の皮下に浸出液がたまることもあり、腫れや発赤を生じます。
これにより、歩行時に痛みを感じ、歩行障害の原因となります。また、突出部分を通っている神経が障害されて、
痺れや神経痛が引き起こされることも多々あります。
このような様々な症状が生じると、自然と不必要な歩行や動作を避けるようになります。
これにより筋力の低下が生じて扁平足や開張足を悪化させ、さらに外反母趾を悪化させるという負のスパイラルが生じます。
さらに症状が悪化すると、歩行時に母趾での蹴り返しが行えなくなるため、
代償的に第二趾に過剰な負担がかかり、足の裏の第二趾の付け根付近にタコができることがあります。
また、母趾の外側への屈曲が進むと、母趾が第二趾や第三趾の下に潜り込んで、母趾の付け根の関節が亜脱臼することがあります。
このような状態になると、非常に強い痛みが生じるだけでなく、体重のバランスの悪化による歩行障害が引き起こされます。
はら接骨院ではこのような外反母趾に対しての、治療も行っています。
外反母趾でお悩みの方ぜひ一度、伊勢崎市はら接骨院にご相談ください。