指の第一関節が痛い…へバーデン結節とは?
こんにちは☆
伊勢崎市はら接骨院です!
本日は指の痛み「へバーデン結節」についてお伝えします☆
へバーデン結節とは?
第一関節(DIP関節と呼びます)に痛みが出てしまう病気として「へバーデン結節」があります。
第一関節の背側に二つのコブ(結節)ができるのが特徴です。
関節の炎症により関節を包んでいる袋がゆるみ、屈曲方向に曲がりはじめ(第一関節が伸び切らない状態になります)、
また摩耗した骨が周囲にいびつな骨を増生させて骨性の膨隆が生じます。
一つの指だけでなく、複数の指に生じるのが特徴です。
40代以上の女性がかかることが多いです。
へバーデン結節の症状は?
人差し指から小指にかけて第一関節に赤みを帯びる、腫れる、痛む、曲がったままになるなどの症状があります。
第一関節に可動域制限が生じ、動きも悪くなります。
また、痛みのために強く握ることが困難になります。
指を使った動作での痛みが生じる、あるいはじっとしていても痛みを伴うこともあります。
ごくまれに、親指にも症状が出る方もいます。
へバーデン結節の原因は何?
へバーデン結節の直接の原因は今のところ不明です。
しかし、病気の性質から、変形性関節症という病気の一種であると考えられているため、
加齢や使いすぎが原因となっていると考えられます。
特に40代以上の女性に多く、また肥満の人に多く見られるため、食生活なども関係していると考えられます。
また手の酷使も原因と考えられており、農作業などの仕事についている人に多いです。
へバーデン結節の予防には何が有効?
へバーデン結節は関節の摩耗が進行する病気で、進行を止める方法は確立されていません。
ただし、関節に負担をかけないように固定をすることや、
負担のかかる仕事を避けることで予防につながります。
また糖分の多い食事や肥満の進行が病気を悪化させるため、食事管理や体重減少も有効と考えられます。
痛みが出ている時期に、その関節を無理に動かしたり、変形しないようにと反対方向に無理矢理力を加えたり、
ぐりぐりとマッサージをしたりすることは、関節の炎症を強めて痛みを増強させ、
将来の変形を進めてしまうので避けるべきです。
へバーデン結節はどう進行する?そのまま放置しておくとどうなる?
へバーデン結節は、放置しておくと10年ほどの期間をかけて変形が進むと考えられています。
徐々にほかの指に症状が広がっていくことが多いです。
へバーデン結節の初期の症状は腫れや皮膚の赤み、そして痛みです。
数年かけて変形が進み、最後は側方変異(横に曲がる)や屈曲した状態で関節が固まります。
固まると痛みがなくなることが多いです。
へバーデン結節は、放置せずできるだけ早く有効な治療をした方がいいです。
炎症を放置しておくと、骨の変形に進んでしまい、そうなると元に戻せなくなります。
それを防ぐには、痛みが出始めた早い段階から、炎症を軽減させる治療をすることをお勧めします。
へバーデン結節は何歳からなる?
これまでの報告では30代の人でも10.6%の人がへバーデン結節や変形を生じていると報告されていて
決して珍しいわけではありません。
30代が10.6%
40代は20.7%
50代は28.6%
60代は35.3%
70代は50.5%
80代は59.1%
と年齢とともに罹患率があがります。
へバーデン結節は決して珍しい症状ではありません。
痛みが出てしまった場合は無理をせず早期に治療を開始することをオススメします。
手・指の痛みでお悩みの方、伊勢崎市はら接骨院にご相談ください!