足の内側が痛い…有痛性外脛骨とは?原因・痛みの症状
こんにちは☆
伊勢崎市 はら接骨院です!
本日は足の内側の痛みである、「有痛性外脛骨」についてです
先日、スポーツを行っている中学生の患者様が、病院で有痛性外脛骨と診断を受け当院にお越しになられました。
足の内側のアーチの中央付近が少し膨らんでいて、その部位が痛くなるのが有痛性外頸骨です。
思春期の女性、激しいスポーツを行う方、10歳くらいの若年者に多いと言われています。
そもそも「外脛骨」とはなにか?
足の内側のアーチの中央部に生じる過剰骨(本来よりも余計に出てきた骨)のうちの一つで、
外頸骨があること自体は異常ではなく、正常な異形の一つです。
人間の身体は成長の過程で、まずは軟骨の塊ができ、次にそのうち部が骨化していきます。
さらにその過程で近くの骨同士が癒合(くっつく)することがあり、一つの骨となることがあります。
幼少のころに舟状骨という足の内側の骨が出来上がる過程で、本来一つにくっつくはずの骨が別々に分かれたままになってしまう事で、
舟状骨の隣に「外頸骨」ができてしまいます。
この外頸骨ができること自体は異常ではなく、通常のことです。
しかし、一部の人ではこの外頸骨が痛くなってしまいます。
有痛性外頸骨の症状は?
足の内側のアーチの中央部に痛みと腫れ、発赤を伴います。
また膨らんだ部位を押すと痛みが出ます。
痛いほうの足でつま先立ちをすると痛みが出ることが多いです。また歩行時の痛みを訴える方が多いです。
症状が強いと夜寝ていても痛い、あるいは手足を少し動かしても痛いなどの症状になることもあります。
有痛性外頸骨の原因について
後脛骨筋腱が舟状骨に付着する部位にあり、後脛骨筋に力が加わると刺激が加わります。
過度の運動により外頸骨が過剰な刺激を受けると、外頸骨と舟状骨の間に炎症を生じ、痛みが生じると考えられています。
また捻挫や打撲などの外傷がきっかけで、これまで痛くなかった外頸骨に炎症が起き、「有痛性外頸骨」となることも知られています。
なぜ痛みが出てしまうかについては、患部が腫れたり発赤があることから、炎症が起きていることが考えられます。
このような炎症が生じている部位では異常な血管が生じてしまい、神経と一緒になって増え、痛みの原因になることが報告されています。
リスク因子としては、
・扁平足
・サイズのきつめの靴を履いてプレーするスポーツ(陸上、バスケットボール、サッカー、バレーボール、ラグビー、など)
・走る、飛ぶ、急に止まるなどの動きの多い競技
・体幹の筋力が弱い
・女性
などが挙げられています
有痛性外頸骨では、痛みの原因を根本的に治す治療をしないとよくなりません。
ほとんどの場合、「外頸骨」はあっても痛くないのですが、痛みの症状が出る有痛性外頸骨では、
外頸骨の周囲に炎症が起きてしまい痛みの原因になっていきます。
このような炎症になっている際は、外頸骨の周囲に異常な血管ができてしまい、それとともに神経が増えるために痛みの原因になっていると考えられます。
有痛性外頸骨にはなインソール入れることも効果的です!
有痛性外頸骨では、踵が内側に倒れてしまい、土踏まずのアーチが低くなることで足の衝撃緩衡能力が低下していることが見受けられます。
これにより、外頸骨へのストレスが大きくなると考えられています。
踵の内側(母趾側)を高くして踵が内側へ倒れないようにし、土踏まず(内側縦アーチ)を高くするようなインソールを使用すると衝撃緩衡能力が上がり、
症状を軽減するのに有効です。
有痛性外頸骨に有効なセルフケア
舟状骨についている筋肉の柔軟性を良くすることで過剰な負荷を軽減することができます。
具体的には、すねの内側から後ろ側にかけてマッサージすることで負担を減らすことができます。
ポイントは強く押しすぎないことです。筋肉をつまんで揺らすようにすることで筋肉やそれらを覆う筋膜、骨膜までほぐれやすくなります。
有痛性外頸骨は安静にしていても改善に時間がかかるとされます。
3~4ヶ月はかかる方が多く、またそれでも症状が改善しない場合もあります。半年から数年かかることも珍しくありません。
このように、適切な処置をしなければ症状が長引いてしまうことも多くあります。
有痛性外脛骨でお悩みの方
伊勢崎市 はら接骨院にご相談ください!