肘の痛み!ゴルフ肘とは?上腕骨内側上顆炎について!
こんにちは☆
伊勢崎市「はら接骨院」です!
今日は肘の内側の痛み、ゴルフ肘についてです。
ゴルフ肘とは?(上腕骨内側上顆炎)
肘の内側が痛く、病院に行ったらゴルフ肘と言われた。どんな症状?
ゴルフ肘は、正式名称を「上腕骨内側上顆炎」と呼び、
肘の内側の腱に痛みや炎症が生じる病気です。
肘から手首にかけての内側に痛みが出ることが特徴です。
「ゴルフ肘」という名前がついていますが、必ずしもゴルフだけが原因になるわけではなく、
テニスのフォアハンドや野球の投球動作、重いものを運ぶ、くぎを打つ、パソコンのタイピングなどの負担でも生じます。
また、そのような特別な負担がなくても発症することもあります。
男性よりも女性に多く、40~50歳代の中高年の人がかかりやすいとされています。
手のひらを上に向けた時、肘の内側の部分(上腕骨内側上顆)についている
円回内筋や手関節の屈折筋(橈側手根屈筋、尺側手根屈筋)の腱が損傷したり炎症を起こしたりすることで、痛みを感じます。
テニス肘とゴルフ肘はどう違うの?
肘の外側に痛みが生じるテニス肘(上腕骨外側上顆炎)という病気もあります。
テニス肘の方が発生頻度は高く、ゴルフ肘の7~10倍とされています。
原因になったスポーツで疾患の名前が決まるわけではありません。
原因がゴルフのしすぎであっても、外側に炎症や痛みがあればテニス肘ですし、
テニスの練習で痛めたとしても、内側に痛みや炎症があればゴルフ肘となります。
ゴルフ肘の症状はどんなものがある?
肘の内側部分を押すと痛みがあります。痛みは前腕や手首にまで及ぶことも多いです。
カバンなどを持ち上げたり、何か物を握ったり、手首を捻ったり、肘の曲げ伸ばしをするときに痛みが生じます。
ロープのようなものを引っ張る、顔を洗う、ドアを開けるなどの際に痛みが出ます。
朝起きた時や長時間肘を動かさなかった時に、固まってこわばることがあります。
また、肘を伸ばせない、十分に曲げられないなどの、可動域制限が生じることがあります。
ゴルフ肘の原因は?
肘の内側に負担のかかる動作を繰り返すことや長時間の酷使が原因となります。
ゴルフやテニス、野球などのスポーツの際に、下記のような動作をしたときに起こりがちです。
■ゴルフクラブを振るとき(ボールや地面にゴルフクラブが接触する直前と接触した瞬間)
■テニスのフォアハンドでラケットを振るとき
■野球の投球動作のうち、後期挙上相と加速相で肘に負担がかかるとき
これらのスポーツのほか、ボーリング、ロッククライマー、アーチェリー、重量挙げの選手でゴルフ肘が起きる場合もあります。
また、スポーツの技術が不適切な初心者にもよく起こります。
運動前のウォーミングアップが不十分な時、肩や手首の筋肉が弱っているときに起こる場合もあります。
スポーツ選手以外でも、日常生活動作で、何かを持ち上げたり、腕で投げたり、
振ったりするような仕事をしている人(大工や肉や、仕出し屋の店員など)にみられることもあります。
このような運動による原因以外では、喫煙や糖尿病が危険因子となる場合もあります。
リスク因子
■反復する動作を1日に2時間以上費やす
■喫煙
■肥満
ゴルフ肘はどうやって治療する?
■初期治療
ゴルフ肘では、安静にして、痛みを感じる動作を避けることが大切です。
また、安静に加えて以下のような保存治療をしていくことで、ほとんどの方の症状は軽快します。
・患部を冷やす
・装具(肘バンド)やキネシオロジーテープを使用することでストレスを軽減する
・マッサージ療法・電気治療
治療後、仕事や運動へ復帰するためのセルフケア方法
治療後、完全に痛みがなくなったら、ストレッチと※等尺性運動(アイソメトリック運動)を行います。
さらに回復したら、レジスタンス運動を追加し、ゴルフ肘になる以前よりも筋力がアップすることを目指します。
反復運動が苦にならなくなったら、スポーツや職業に復帰します。
その後は、再発の危険性を減らすため、維持プログラムを行い、柔軟性と筋力を維持できるようにします。
※筋肉の静的な収縮を伴う運動の一種。目に見える間接角度の動きを友わない運動。
ゴルフ肘を予防するにはどうしたらいい?
ゴルフ肘の予防には、肘の筋肉のストレッチ、強化運動のほか、
活動前に適切なウォーミングアップをすることや、休息時間を確保することも大切です。
ゴルフ肘は治療期間が長くなることも多いです。
その為早期治療が大切です。
なかなか症状が改善しない方・どこで治療を受ければよいのか迷っている方。
伊勢崎市「はら接骨院」にご相談ください。