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母指の痛み…CM関節症とは?母指が変形してしまう?

2025.10.01 | Category: 症状

こんにちは☆

伊勢崎市はら接骨院です!

本日は親指の痛み「CM関節症」についてお伝えします!

 

CM関節症とは?

母指CM関節症は親指の付け根にある関節の軟骨のすり減りによって生じる疾患です。

50歳前後の方に最も頻繁に発症する変形性関節症の一種とされています。

 

CM関節症の症状にはこのような例が挙げられます。

主な症状は母指の付け根の痛みです。

何かを握る、つまむ、親指で力を加えるなどの際に痛みが生じます。

具体的な状況としては、

布団を挙げる

ホッチキス、ハサミ

瓶やペットボトルのふたを開ける

草むしり

ボタンをかける

ドアのノブを回す

タオルを絞る

などの際に痛みが生じます。

痛み以外の症状としては、親指付け根の腫脹、硬さ、こわばり、摘まむ時や握る時の力の弱まり、動かしにくさなどがあります。

また、関節が変形したり、亜脱臼を起こしたり、親指が外に開きにくくなります。

隆起した骨の出っ張りが生じることも一般的です。

 

CM関節症の原因

主な原因は加齢やホルモンバランスの変化、

関節の変形変化とされています。

また、昔親指に受けた外傷や怪我も母指CM関節症の原因となりえます。

正常の関節では軟骨が骨を覆っており、クッションの役割や滑走性の向上の役割を担っています。

CM関節症ではこの軟骨がすり減っており、骨と骨同士がぶつかり合い、関節へのダメージを与える状態になっています。

このダメージにより骨の新たな増殖(隆起)が生じます。

 

リスク因子(これらの項目が当てはまる人はCM関節症にかかりやすいです)

女性

40歳以上

肥満

過去の外傷(親指周囲の骨折など)

親指に強い負担のかかるスポーツや労働

 

 

CM関節症の分類について

CM関節症の分類は、レントゲンによる分類があります。

stage1から4まであり、1が軽傷でstage4へと進行します。

 

stage1:関節形態正常、関節裂隙の軽度開大

stage2:関節裂隙の軽度狭小化、2mm以上の骨片

stage3:関節の著明な破壊、2mm以上の骨片

stage4:stage3に加えて舟状大菱形骨関節の変形性関節症を伴う

 

stage1、2は保存療法、stage3、4は手術が検討されますが、これらはレントゲン所見で、症状と必ずしも一致しないので、

まずは装具などの手術ではない治療を行うのが一般的です。

症状が痛みから変形(stage3から4)になってきますと、重症になってくると考えてください。

痛みの場合は、主に安静、鎮痛剤の服用、湿布、ストレッチなどの他、専用のサポーターで関節を固定することも重要です。

 

当院でもCM関節症に対しての施術を行っております。

痛みでお困りの方ぜひご相談ください。